こころ安らかに長期分散積立投資

「長期、分散、積立投資」のブログです。

楽天新春講演会2018

昨日、パシフィコ横浜にて開催された楽天新春講演会2018に行ってきました。

前日会社の飲み会で午前様だったので、ちょっと遅れて竹中先生の講演途中からの参加でした。

 

ということで、感想です。

<草食投資隊の3人が長期投資について熱く語る>

 セゾン投信:中野さん、コモンズ投信:渋澤さん、レオス:藤野さんという豪華メンバーです。

 藤野さんのコメントが勉強になりました。安倍首相が経団連に賃金3%上げてといってるのはおかしい。儲けた会社は、頑張った社員に還元するのは、当たり前。そういう会社に自分は投資したい。と。

 藤野さんは著書 「投資家が「お金」よりも大切にしていること」 で投資というは

お金を増やすことだけでなく、社会全体をよくする活動。と述べていることからも、芯の強さが伝わってきました。私もこういう芯が変わらない人間になりたいと改めて思いました。

 また、60代から積立投資なんかできないというは、人生60年時代といわれていた昔の話で、これから90、100歳まで長生きするので、60歳からでも積立投資をしなければいけないという話もでていました。

 私も60歳で退職し、余生を楽しく過ごそうなんて思っていましたが、これからはそんなのんきな時代ではないですね。

 

<特別講演 ”時代を読む”>

田原総一郎さんの講演です。

最後の質問に対する回答が印象的でした。

質:北朝鮮リスクはどうなる?

回答:中国が北朝鮮をおさえにいく。核は認めない。

   核を認めると、韓国、日本も核を持ち、それを認めざるを得ない。そうなると、中国周りに脅威が増えるので、自国の利益に反する。

   また、北を責めると韓国が相当な被害にあうため、米国も踏み切れないはず。

 外交問題は、結局は各国の思惑が錯綜して決まるんだなと。

一方で、私は、仮に北朝鮮とアメリカが戦争(一部でも)になった場合、一時的に株価はさがるものの、そのあと回復しその勢いは増すと考えています。

 アメリカの軍需産業が沸き、極東リスクがなくなる。韓国の復興などもプラスの要素となると思います。

 

<"2018年日本株投資戦略">

 楽天証券の窪田さんのプレゼンです。

プレゼンの資料がわかりやすい。これが最も参考になりました。

聴衆は、個人投資家で金融の知識もどの程度がわからない。そこで、とても簡単に

ワンスライド、ワンメッセージでいいたいことを簡潔に書いている。

それを言葉で補足するという感じです。

 基本的に私は、日本株には生産人口減少、税金てんこ盛りなどから期待していません。したがって、つみたてNISAも日本株は買っていません。

 しかし、三大メガバンクが海外金融機関を買収している、かつ出遅れているといことから、みずほFGなんかはいいかなと思ってきました。日経平均大暴落がきたらちょっと考えます。

 

<"2018年の米国経済・株式相場の見通し">

 堀古さんです。

  アメリカの法人税減税が米国経済をよくする。バブルバブルというが、これからも

 アメリカをはじめとした世界経済はしばらく好景気が続く。日米金利差が開いて、5年後は150JPY/USDということです。

  一番のリスクは、メディアの過剰報道。

  このことからも、やはり、日本株に投資する(インデックス含め)よりは、日本以外の株式市場に投資すべしと以前からのコアな考え方を再確認しました。

 日本は、税金が重く、金利を上げることはずっとできないだろうとのことなので、住宅ローンを抱えている身としては、うれしい反面、投資先としての日本はやはり魅力がないということですね。

 藤野さんのひふみを買ってもいいかなという気があるのですが、20年先も今と同じパフォーマンスを出し続けられるかと問うと、「ウォール街のランダムウォーカー」でも述べられている通り、難しいと思っています。