LIFE SHIFT ~100年時代の人生戦略~
久々の書評です。
ちょこちょこと読んではいるのですが、なかなかまとめようとすると大変なのでさぼってしまいます。
ポイントは以下です。
・現在40歳以下の人は、コーホート平均年齢をベースに考えると100歳まで生きる。
・この長寿化により、貯蓄が必要になる。
・これまでの3ステージモデル(20年間の教育、45年間の仕事、15年の老後)が成り立たなくなる。
・そのため、今から有形資産(お金など)、無形資産(スキル、知識、人脈、家族、健康など)を増やすために、それぞれに投資、管理する必要がある。
・特に金融リテラシーを身に着け目先の利益を追い求め(行動経済学でいう双曲割引)るのではなく、将来に向けて計画をたて、セルフコントロールする必要がある。
・投資は分散し、運用コストは最小にすること。
現在人生80年といわれていますが、もうすぐ100年となり寿命が延びる分これまでの常識は通用しなくなる。改めて考えさせられました。
ホリエモンの「多動力」にもありましたが、時間を有効に使って自分しかできない付加価値の高い仕事に時間を割くべきという共通の考えを感じました。AIや誰でもできる仕事(例えば、経費精算など)に時間を割くのは言語道断。生産性の高いことだけをやらないと生き残れない。これが、今後大切なことのようです。
お盆休み中漫然と時間を無駄に過ごしている自分にカツを入れられたような気持ちです。
目先の利益を追うのではなく、資産は分散投資かつ低コストで運用していく。この考え方も途中にさらっと書いてあるのですが、改めて自分への戒めとしてこころに刻んでおきたいと思います。
また、トヨタも実質65歳定年とのことですので、私が60になる時には70定年となっているかもしれません。そうしないと、生産性が低い日本では、老人を年金で賄っていくことは難しいでしょう。
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