池上さんの講演:自分で考えることが大切
先日池上さんの講演に八王子まで行ってきました。新聞協会関係主催の講演会でした。
内容は以下です。
1.同じ事実でも新聞の報じ方には違いがある。
→各社の思想があり、うのみにせずに自分で考える
2.週刊子供ニュースの視聴者の2割が60歳以上
→ニュースはフロー、興味があることは本などで調べて、ニュースとニュースのつながりを見つける。
3.CIAが入手する情報の98%は新聞、ニュースなどの公共のソース
→情報機関は、公共のソースを分析し、各国戦略を考えている。池上さんのソースも新聞であり、毎日13紙(地方紙含む)に目を通している。
4.読み書き、そろばんが昔から大切といわれている。
→新聞を読むだけではだめで、書いて、計算して人に説明できるように考える練習が必要。
5.出来事には裏がある。
→米朝首長会談で注目されるシンガポールのマリーナベイサンズのオーナーは、トランプに高額献金をしている経営者。今回、トランプは彼に恩返しができる。
保護主義もトランプが中間選挙で票をとりたい、白人労働者向けの政策。アメリカファーストといっているが、まわりまわって経済はわるくなるので、自分の名誉のことしか結局は考えていない。
6.センター試験も変わる
→選択式から、記述式へと変わる。自分で考える力がこれからは必要。
先生の求める答えを出す子供が優秀としてきたため、忖度社会が生まれ、財務省の問題につながった。
7.東工大の優秀な学生でも、文章で表現することは苦手
→理系の学問は得意だが、文章で自分の考えを表現することができない学生が多い。
これからの日本は変わらなければならない。
8. 新聞を全部読もうとするのは無駄
→一面や興味のある記事に目を通すのみ。朝20分でいい。夜興味があった記事を読んだり、調べたりする。
9, 新聞の一面のコラムは、その社の文章がうまい人が書く。
→最初の段落で、何を言いたいかを考えている。文章がうまいので真似すべし。
粒度がさまざまで、重複などもありますが、備忘録として書いてみました。
新聞の読み方がわかり、その後はこれまでよりも楽しく読めるようになりました。
日経、読売の二紙は、毎日目を通したいと思います。
また、こどもたちにも読売中高生新聞、こども新聞を読むよう言っていますが、読み書きそろばんまでには達してないので、今後の課題です。