こころ安らかに長期分散積立投資

「長期、分散、積立投資」のブログです。

書評:お金と人生の真実 本田 健著

 本田さんと言えば、「ユダヤ人大富豪の教え」などで有名な著者ですね。

私は、長期積立分散投資で老後資金を作るのが目的ですが、お金とはどんなものかを

考えるため読んでみました。

 

「もっと、もっと」の生き方に幸せはない

  年収1000万円の人は、2000万円を、2000万円のひとはその上をと成長することばかりを目指していると、家族と過ごす時間がその妨げと感じ、結果、絆や信頼感が失われる。

 

 社会のシステムに踊らされると、幸せを逃す

 成功したら、もっと消費するべきという世の中のシステムにのみこまれている。

広告代理店の優秀なひとたちによって、そうすべきと風潮になっている。

 

 実際にそうですね。足るを知るものは富むという言葉が最近しっくり来ていますが、

アメリカ型の消費社会が日本にも蔓延している感じがします。欲しいものをどんどん手に入れていくのが幸せ。逆にいうと、もっと収入、お金があれば、あれもこれも買えて幸せになれる。だから、もっと頑張ろう。といった世の中の流れがあるように感じています。

一部の成熟した欧州の国の人々を除き、ほとんどの人々が上記のような考えになっていると思います。つまり、人間は本質的に「足るを知らない」生き物。もっともっとという気持ちが経済発展させ、資本主義経済が成立していると考えています(逆に社会主義が成り立たない)。

 しかし、この考え方はいつまでも「こころ安らか」になりません。ここが問題ですね。私がずっと課題と感じていたことです。

 

金で買えなさそうで買える5つのもの

 <時間><信用><興味、関心><才能><名声、社会的地位>

 時間は、「中くらいの幸せはお金で買える 藤原和博著」で述べられていることと同じです。 

 

dodekanissa.hatenablog.jp

 <才能>

 一流の先生につくことで、開花する才能があります。

この考え方には、なるほどと思いました。正確には、お金で一流の指導を買うことができる。これによって、もともと才能が有ればそれを伸ばしてくれる可能性がある。ということだと思います。

 身近なところでは、子供に習い事や塾に通わせることで、その道のプロから指導を買うことができるという考えですね。

 私も、中学生の子供がいますが、早速塾に通わせることで<才能>をお金で買いたいと思ってきました。

 当然、子供にもこの話をして将来の”投資”として塾に通わせることとしました。

 

死ぬまでお金と付き合っていかなかればなりませんが、お金に振り回されない人生を送りたいものです。