無リスク資産の保管場所
私は、余剰資金の半分をインデックスファンド(リスク資産)、残り半分を個人向け国債10年(無リスク資産)としています。
インデックスファンドには毎日投資していますが、個人向け国債は年に一度キャッシュバックキャンペーンを狙って投資しています。この場合、月々の給与から個人向け国債向け資金をプールしているのですが、この保管場所を今回考えました。
候補は以下です。
1.イオン銀行普通預金(イオンセレクト) 0.05から0.15%
2.オリックス銀行 二週間定期 0.1%
1.は現在イオンゴールドカードを持っているので、これに銀行口座を追加して0.1%の金利を目指すことにしました。しかし、実際イオン銀行に行くと新規会員を募集しているらしく、イオンゴールドカードに銀行口座を追加することに消極的でした。(まれに、切り替えの際、ゴールドカードの資格がなくなるというが理由です。)
しかたなく、新規入会しましたが、0.1%の条件を達成するには、投資信託の積立や外貨預金の積立設定が必要のようです。
ひとまず、申し込みを終えました。その後冷静に考えているとせいぜい1千円の利子(100万円で年利0.1%の場合)のために為替リスクや株価変動のリスクを取るのは本末転倒というに気づきイオン銀行を国債購入までの保管場所とすることを諦めました。
したがって、早速2.オリックス銀行を利用することとし、本日振込予約を行いました。
今回イオン銀行の戦略がよくわかりました。日本人は貯金が大好きなので、高利率の普通預金を宣伝して客寄せする。しかし、それを達成するには利幅が大きい投資信託や外貨預金積立をさせて定期的に収益があがるビジネスモデルを作り上げているわけです。
店頭でお得と説明されたのが、日経225ノーロードオープン(アセットマネジメントone)で、買付手数料は無料のものの、信託報酬が0.88%と高額です。
ピクテ・グローバルインカム株式ファンドなどは、買付手数料3.3%、信託報酬1.81%もかかります。ひふみプラスもSBI証券や楽天証券で買えばノーロードですが、イオン銀行ではなんと買付手数料が2.2%です。ありえないですね。
金融リテラシーがない人は、相場観もわからず銀行の普通預金につられて、こういう不良投資信託を知らず知らずのうちに買わされているということがよくわかりました。
山崎元さんの著書で、投資相談を銀行の窓口で絶対にやってはいけないということがよくわかりました。