楽天証券 新春講演会2019(5.2019年 日本株投資戦略)
次は日本株です。トウシルでおなじみの楽天証券の窪田さんです。
-ポイント
1.世界景気の見通し
2019年は減速、2020年に持ち直し
2.2019年の日経平均予測
前半はボックス推移、後半に高値更新
3.気を付けるべきリスク
米金利上昇・世界景気・政治不安
4.中長期に資産形成を進める投資手法
-平成の日経平均:最後に26年ぶり高値
-平成のNYダウ:9倍超に上昇バブル?
-株価収益率(PRE)ではバブルとは言えない
-日本株バブルでは、PERを無視して上昇
-日本株はPERでみて割安となった。
-日本株は配当利回りからも割安。現在のTOPIXの予想は葯14倍。
-2018年の日経平均はボックス相場
-東証一部主要841社純利益 2019年三月期はマイナス。
-3つの不安に振り回された2018年
1.貿易戦争
→中国市場こじあけ、EU:日本にも圧力
2.米金利上昇の不安
→2019年に米利上げ打ち止め?
3.2019年に政界景気減速?中国変調
-米コア・インフレは落ち着いている。
-IMFによる主要国GDP成長率見通し 米18年2.9% 19年2.5%に減速
しかし、20年に回復
-世界景気に影響大きい資源価格変動
-原油下落は世界経済にプラス
-レギュラーガソリン(全国平均)160円/円超えは要注意
-日経平均は景気より早くピークアウト
-景気停滞だけでも済む可能性もある。
-政治不安のネタは尽きない。
-意地悪な相場に負けないリスク管理を
-意地悪な相場に翻弄されないために
1.インデックスファンドで積み立て投資
毎月少しずつ・・・低コストの投信で
非課税メリットを使うなら つみたてNISA年40万円
2.バランスファンドに投資
内外の株や債券に分散投資・・・低コストの投信で
非課税メリット使うなら NISA年120万円
3.東証REIT指数インデックスファンドや好配当利回り株に 長期投資
-配当利回りは日産自動車が一位。経営が混乱しているが、長い目で見るとよい。
-まとめ
1.日本株は長期投資の魅力高いと判断
2.リスクに負けない投資のしかた
インデックスファンドへ積立投資
グローバル分散投資
J-REIT・割安株への投資
3.手作り「好配当利回りファンド」作り方
→毎回思うのですが、窪田さんは資料を準備しているので理解しやすいです。さらに、ワンスライドワンメッセージで言いたいことが明確。部下に作らせているのかもしれませんが、難しいことを簡単に伝えているので、プレゼンとしても参考になります。
内容は、1-3月に底を打つ。その後上昇とのことですが、日本株でなくても世界中に分散投資したほうがいいと思います。PERが低いので日本株ということでしょうが、弘兼さんの言うようにこれから日本の人口は減り、GDPも他国に抜かれると考えると、日本に集中投資することはリスクだと思います。