こころ安らかに長期分散積立投資

「長期、分散、積立投資」のブログです。

そんなうまくいかないでしょ  トウシル記事:焦りは禁物。長期で勝つための攻守の切り替え

  楽天証券のトウシルの記事からです。

「10年、20年といった長期間の投資成果を1年あたりと考えて、毎年10~15%程度の平均利益を上げることは可能と筆者は思っています。しかし、毎年コンスタントに10%~15%の利益を上げ続けることは非常に困難です。」

ぱっと見、長期分散積立投資を実行しようとしている私にとって、そうそうと思いましたが、よくみると、年平均10~15%の利益を上げ続けることができるが本当に「長期」で可能でしょうか。全世界株式インデックスファンドでも5~6%程度が関の山と思っていますが、日本株でその倍から、3倍の利益を20年平均で上げ続けるとは相当優秀なファンドマネージャだと思います。レオスの藤野さんでもそこまでは言えないのではと思っています。

 では、どのようにして、10~15%の利益を上げるのか?ということに興味が移りますが、以下のような方法らしいです。

「筆者であれば損失を最小限に抑えるために下降トレンドに転じた保有株は売却し、上昇トレンドに復帰するまでは手を出さないようにします。また、下降トレンドの銘柄が多いような状況では、投資可能資金のすべてを株式に投じるのではなく、キャッシュ比率を高めて無理のない運用をします。」

 下降トレンドに転じた、上昇トレンドに復帰したという見極めは後からわかるもので、今現在ではそれがわからないのです。それが分かれば皆大儲けするわけですが、それができないのが人間だと私は思っています。この記事を書かれた方が少なくとも10年以上の運用実績があるアクティブファンドマネージャであれば信ぴょう性がありますが、私は机上の空論だと思います。私自身の経験だけでなく「ウォール街のランダムウォーカー」や「敗者のゲーム」を読めば、相場に勝ち 続 け る ことがどれほど難しいかわかります。

media.rakuten-sec.net

 トウシルはとても参考になる記事もある一方、こういう机上の空論的記事もありますので、ある意味いろいろと考えさせるいい媒体だと思っています。