昨日、投信フェア in 横浜2018に行ってきました。
備忘録として、メモ程度にキーワードを綴っていきます。
1.つみたてでおこなう資産運用(パネルディスカッション)
渋澤 健さん(コモンズ投信)、中野 晴啓さん(セゾン投信)、湯浅 光裕さん(レオスキャピタルワークス)
横浜銀行の個人投資部長さんのぎこちない司会進行で、いきなり渋澤さんに質問が振られました。パネルディスカッションというより、ひとりひとりに話を聞いていくというスタイルで、もう少し議論形式の方がよかったと思います。
さて、内容ですが、お三方がいつも言っていることばかりで特別新しいことはないのですが、その中でも再発見したキーワードを記します。
国民皆保険制度は昔の制度:そもそもこの制度ができた前提は65歳で亡くなる前提。したがって、100年生きる今の時代には当然合わない。
定年後は自分で資産運用:年金は減らされて当然。年金制度ができた時代とは異なる。100年生きるのだから退職後60歳からつみたてNISAを開始しても遅くはない。死ぬまで資産運用はつづけたほうがいい。それをそのまま子供に引き継ぐ気持ちで。
時間は資産:時間は皆に平等に分け与えられた資産である。
投資のイメージはダーティ:日本人の多くは、投資=投機だと誤解している。ギャンブルと同じ。これは、証券会社がファンドを次々に乗り換えせさせる手数料ビジネスをこれまで行ってきたことが原因。それに乗せられた顧客にも責任がある。
投資の本質:経済活動の一員。会社の成長→世の中の成長→豊かになる。つまり産業資本としての投資信託。
体はもっとも大切な資産:投資もあるが、体がもっとも大切な資産
つみたて投資は楽しい:基準価額があがると資産が増えて楽しい。下がると安く買えて楽しい。未来を信じる力があれ。
直販のいいところは顔が見えるところ:投資信託で大切なのは信用。だれがどのような考えで運用しているか、顔が見えることが大切。
2.サッカーを通しての人生観
松木 安太郎さん
うまくいってる時にその先を考える:投資にも共通している。有頂天にならず、次を考える力が選手を大きくする。
スポーツ選手に大切なもの:精神力(メンタル)と肉体(技術力)。自分が持っている力をいかに本番ではっきできるか。まさに、高校野球の金足農業はこの例。自分たちが持っている力をすべて出し切れた。
苦しい時期を乗り越えることが大切:水泳の池江選手やバトミントンの桃田選手を例にあげて。どん底から這い上がってきた選手はいろんなことを考え、努力するから一皮むける。
3. リーマンショック後10年、これからの資産運用を考える。
朝倉 智也さん(モーニングスター)
これからも暴落はおこる:資産は分散して、暴落しても焦り売りは禁物。長期投資を心がけよう。
リスクは常にある:世界中のいろんなところにリスクは潜んでいる。今後一本調子で世界経済は成長するわけではないかが、長い目でみると成長するはず。
米国、日本、新興国:PERからみて、新興国、日本は評価されてない。米国は評価されすぎ。
企業の時価総額は変化する:ここ10年で企業の時価総額ランキングトップ10は様変わりした。テクノロジーは進化し続けている。誰もiPhoneをはじめとしたスマートフォンがこれほど普及すると思ってはいなかった。
上記以外に特別講演と題して運用会社のファンド宣伝公演がありましたが、横浜銀行とモーニングスターの共催だったので、横浜銀行の顧客に向けたプレゼだったのでしょう。モーニングスターから申し込んだ参加者はほとんど興味がなかったと思います。
例えば、STMAMがダウの投資信託を作ったので、今後も期待できる米国市場を買いましょうと宣伝していました。確かに、現在ダウは調子がいいですが、よく知っている人は楽天VTIやeMAXIS Slim S&P500を買えばいい(本当にダウが欲しければ、iFree ダウを買えばいい)わけで、わざわざ信託報酬が高いSTMAMのファンドを買う必要がないです。
一方で無料なので仕方ないですが、私の通路挟んで横にいた40代後半の男性は公演中に鼻毛を3,4本抜いて通路に捨てたり、運用会社の粗品の袋を音をたてながら開封したり、貧乏ゆすりをしたりとマナー違反見受けられました。私も反面教師として自分の行動には気を付けたいと思いました。