書評:お金は寝かせて増やしなさい 水瀬ケンイチ著
「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」で有名なブロガー水瀬ケンイチさんの
「お金は寝かせて増やしなさい」です。
私が、インデックス投資を始めたきっかけが、山崎 元さんと水瀬ケンイチさんの
「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」です。
ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド (朝日新書)
- 作者: 山崎元,水瀬ケンイチ
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2010/12/10
- メディア: 新書
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これまで、個別株やFXで大損して、しばらく株式、為替から遠のいていたころ、
将来のために資産運用をしなければと思いたまたま手に取った本です。
その後、本家「ウォール街のランダムウォーカー」や「敗者のゲーム」で
インデックスファンドの方の優位性を勉強しました。
そして、年末に山崎さんとの共著でなく、単独での本がでましたので、早速読んでみました。
インデックス投資の基本的なことが書いてあるのですが、深い味わいがある内容でした。
特に、改めてリターンでなく常にリスクを考えることが大切で、リーマン級の暴落が来ても耐えれるか、耐える覚悟があるかが大切ということを学びました。
また、リーマンショック時に円高になったので海外旅行に行ったということには驚きました。大暴落で皆が狼狽売りしている間、夜もぐっすり眠れる精神力にも関心しました。それは、株価は平均回帰する、正解経済は右肩上がりということが頭に染みついていたからだと思います。
私もさまざまな本を読んで理屈ではわかっているつもりですが、実際にリーマン級の暴落が来た時に、枕を高くして眠れるかは正直自身がありません。
早く、水瀬さん並みの肝の据わった個人投資家になりたいものです。