幸福度が増すお金の使い方について、考え方です。
人生の目的はお金を稼ぐことではなく、幸せになることであるとと定義すると、
お金は、「地位財」ではなく、「非地位財」に使うべしということです。
「地位財」他人との比較優位によって初めて価値が生まれるもの
例:所得、社会的地位、車、家など
「非地位財」それ自体に価値があり、喜びを得ることができるもの。
例:休暇、愛情、健康、自由、自主性、社会への帰属意識、良質な環境など
なぜ、「地位財」にお金を使うと幸せになれないかというと、上には上がいるからです。
収入があがり、アクア、カムリ、クラウン、レクサスGS、ベンツSクラス、マイバッハと高級車に乗り換えていっても、それ以上の車(マイバッハの上は、ビジネスジェット、クルーザーなどでしょうか)を持っている人は必ず周りにいて、そのコミュニティーに入るとさらに上を目指したくなる。つまり、競争的消費は際限なく続くわけです。
しかし、物の機能はある程度までは価格と比例しますが、それ以降はほぼブランド代です。したがって、お金はどんどん出ていく割に、満足度(幸福度)が高まりにくいと解釈しています。つまり、費用対効果が少なくなる。
最初は、高いものを買うことで見栄と機能性満足を同時に得られるが、しだいに機能性進歩はほぼなくなり、相対的な優勢を得る為だけの消費となる。
また、時間がたつと購入当初は満足度が高かったものもしだいに慣れてくる。
一方で、「非地位財」は他人と比較することない絶対的な幸福度を得られるため、費用対効果が少なくなりにくいかつ長続きすると解釈しています。
したがって、私も「非地位財」にお金を使うべしという考え方に同意しています